忍者ブログ
アフリカ・エッセイコンテスト受賞作品を紹介
[1] [2]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

安里 静香(あさと・しずか)さん
沖縄県宮古島市立平良第一小学校3年  9歳
(原文のまま掲載しています)

「アフリカは、沖縄ににているな。」

アフリカと言えば、私は暖かい気候と大自然を思い出します。私の住む沖縄は、日本の中でも暖かく、自然がいっぱいあります。そして、その美しい自然を見に観光客がたくさんきます。私が知っているアフリカも、美しい自然がいっぱいの観光地です。でも、テレビで見るゆたかな自然とは別に、アフリカの人たちの生活を紹介している新聞やユニセフの記事を読むと、アフリカの人たちの生活は思った以上に、つらくてきびしいものだと知りました。今から約60年前、日本もアフリカの人たちと同じように戦争で家や家族をなくしたり、貧しかった時がありました。 私の住む沖縄は特にひどく、広島・長崎には原ばくも落とされました。しかし私たちは、きびしく貧しい生活の中でも、昔からあった助け合いのせいしんでがんばってきました。私の沖縄では、それを「ユイマールの心」と言います。 みんなで助け合ってきたからこそ、今の日本があるのです。私たち日本人は、世界中の人たちから助けられて、ここまで生活をゆたかにする事ができました。だから、私はアフリカの人たちに希望をを届けたい。私は、もっとアフリカのくらしや歴史を知って、アフリカを守るメッセンジャーになりたいと思います。そして、アフリカの人たちと交わって、友達になりたいです。世界中、みんなの心をユイマールでひとつにできたらいいな。日本とアフリカは遠くはなれています。でも心まではなれてはいけないと思うのです。助け合いの心で、がんばっているアフリカの人たちに希望をおくりたい。
「アフリカへ届け、ユイマールの心。


審査員コメント:
●安里さんのエッセイは、沖縄の歴史やいまと具体的に比較しながら、アフリカの子どもたちの生活・心に思いを寄せているところがとてもよかったと思います。
PR


国府台女子学院小学部 1年
加藤
 水(かとう・めぐみ)さん 7歳

(原文のまま掲載しています)

 「ジャンボ。」


 アフリカのみなさん、こんにちは。わたしは小学校の一年の女の子です。アフリカって、どんなくにかな?と思ってとしょかんで本をかりました。「キリンやゾウが、ひろーいのはらをあるいているしゃしんが、たくさんのっているかな。」と思ったら、ケニアの人たちのふだんのくらしもせつめいしてありました。わたしが一ばんびっくりしたのは同じくらいの年の子が、大きなつぼをあたまの上にのせてはこんでいるしゃしんです。つぼの中にはふだんの生かつにつかう水が入っているそうです。日本では水どうからかんたんに水が出てきて、かおをあらうのも、トイレの水を流すのも、おふろも、花の水やりもつかいほうだいなのに、アフリカはちがいました。
自分のたいじゅうと同じくらいのものを、まい日はこばないと、しょくじもつくれないなんて!わたしは四さいのおとうとをおんぶしたって十ぽくらいでヨロヨロしてしまいます。「わたしにはできないな。アフリカの小学生はえらいな、すごいな。」と思います。


 わたしの名まえは「めぐみ」といいます。かん字でかくと、「水にめぐまれますように。」といういみです。」水は大せつなものだから、いい人やものにめぐまれることをねがって、父がつけてくれました。このしゃしんが、水の大せつさと、アフリカの暮らしをわからせてくれました。どうもありがとう。


 ちきゅうぎでケニアと日本をつないでみたら、わたしの手をパーにして、おやゆびから子ゆびまでと、あと二センチくらいでした。こんなにちかいなら、「一しょにあそべるといいな、」と思いました。こんど、たけうまやおにごっこを一しょにやりましょうね。

 

審査員コメント:
●「アフリカの小学生はえらいな、すごいな」と感じたところがよい。最後の地球の話は小学校1年生ならでは、「うふ」と笑みがこぼれそうなエッセイでした。また、1年生とは思えない文章力に驚いた!

●加藤さんは、一年生と思えない、想像力と表現力だと感じました。(アフリカの)子どもが頭に乗せる、水甕の重さと、自分の弟(4歳)をおんぶしきれなくなった時の重みを比較した点、またケニアと日本との距離を、地球儀での、自分の手のひらの大きさ(長さ)で、「近い」と表現しているところなどに、ユニークさを感じました。

 




忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
アフリカ2008キャンペーン:
アフリカ2008キャンペーンは、「がんばるアフリカ」を応援するために2007年3月から始まりました。
2008年5月に横浜で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、アフリカの人の声を届けます。
バーコード
ブログ内検索