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アフリカ・エッセイコンテスト受賞作品を紹介
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私立横浜雙葉中学校2年
飯島 美帆(いいじま・みほ)さん 14歳

「信頼しあえる世界の為に」
(原文のまま掲載しています)

 私は小さかった頃、父の仕事の関係で五年間、南アフリカ共和国に住んでいた。まだ幼なかった頃であったから詳しいことはあまり覚えていないが、楽しかった生活であったことなど良い思い出しか残っていない。でもそれは、家族に守られていたからだったと思う。でもそんな考えは甘く、現在でも、強盗、殺人は昼間から行われ、日常茶飯事で、停電もよく起き、政治も不安定だ。しかし、最も深刻なのは貧困だと思う。現在、アフリカで一日一ドル以下で生活している人は全体の約四十パーセント以上で日本よりかなり多い。また貧困は、アフリカの不安定な現状の最も根本的な原因の一つだと思う。貧困が広まると、食糧などを求めて強盗や犯罪などが起き、また、それらが起こると人びとの中に不安や混乱などの気持を引き起こして、ますます、情勢を悪くするからだ。

 私は日本で生まれ、日本で育ち、特に不自由な生活はしたことがない。アフリカで滞在していた間もそうだった。日本に住んでいる多くの人もそんなに不自由な生活をしている人は少なくないはずだ。だからあまり、一日一ドル以下の生活は想像ができないが、ニュースや新聞を読んで見て、その苦しさ、大変さはとてもよく伝わってくる。何とかしなければいけないと、とても強く感じる。私一人がアフリカに行っても、今のままではできることは少ないだろう。だが技術の進んでいる日本なら、できることも多いはずだ。現在でも日本はアフリカに、色々な経済的な援助をしている。だが、金銭的な寄付だけではあまり変わらないと思う。病院での手術などの技術・道路整備や、学校の教育向上の為にも、お金だけではなく、物、人を派遣する必要があると思う。また日本だけではなく私達一人一人にもできる事があるはずだ。例えば私は貧しい子供達の為に使わなくなった鉛筆やノート、消しごむなどの文房具類や、小さくなって着れなくなった洋服などを集めて送っている。小さなことだけれども、多くの人がやればやるだけ、貧しい子供たちを一人でも多く救ってあげることができる。また、私たちの中でも、物を大切に使おうとする気持ちが生まれてくるのではないか。

 アフリカの貧困が良くなれば、エイズなどの病気に感染する人も減少し、犯罪も少しは減るのではないかと思う。またそういった社会を実現する事で全ての人が信頼しあえる世界をも創り出すことができるのではないかと思う。

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長野県佐久市立望月中学校2年 
佐藤史崇(さとう・ふみたか)くん 14歳

「キーワードは人から学ぶことができる交流の実現」

(原文のまま掲載しています)

日本からアフリカにできること、そのキーワードは『人から学ぶことができる交流の実現』である。

 小学校時代、社会科学習や児童会活動でアフリカについて学んだ。それは、「飢餓・戦争・貧困・砂漠化・温暖化」というものが中心であった。児童会活動では募金にも協力した。これらの学習・行動はもちろん間違いではなかったが、心から必要と感じた学び・行動ではなかった気がする。これらの学び、つまり教科書や資料という文章や統計からの学びを通して、ぼくは知らず知らずのうちに、「アフリカは貧しい国だ。貧しいかわいそうな人たちがいる国だ。」というイメージを持った。そして、何となくアフリカを下に見ている自分に気づいた。

 アフリカに対するこんなイメージは、正しいのだろうか。今こそ、アフリカを学ぶのではなく、アフリカに今、生きる人から学ばなければいけないように思う。

 それには、実際にアフリカの人々との交流の場を設けることが第一だ。交流のよさは、感じ合い、学び合うことができることだ。そうすることで、対等の立場に立つことができるように思う。ぼくがこれまでに学んだ「飢餓・戦争・貧困・砂漠化」に直面する人たちは、何を感じ、何を必要としているか、その生の声を聞きたい。その声からこそ、ぼく自身の本当の行動が始まるように思う。

 まずは、現役の中学生の中から、交流を希望する学生をアフリカに派遣し、短期間でよいのでアフリカの人たちとの共同生活をさせてほしい。反対に、アフリカの人たちを日本に招いてほしい。この交流を通して、ぼくたちは必ずお互いの国のこと、お互いが考えていることを学び合うはずだ。

 先日、ぼくと同じ年くらいの人たちが学校で学ぶことができず、家族のために働いていることを雑誌で知った。仮にこのことを交流を通して確かめたなら、ぼくに何ができるだろう。一つ目は、アフリカの現状とアフリカで生きる人たちの思いを同じ中学生に、両親に、できれば日本全国の人たちに新聞やインターネットで伝えたい。二つ目は、アフリカの一人でも多くの子どもたちが学べる施設を作り、教師を派遣することを考えたい。そのためにはやはりお金が必要だ。そのために三つ目は、「アフリカに教育を!」募金を進める。自分たちが無駄を省いた結果得たお金を募金するのだ。例えばぼくたちの学校では、この冬、こまめにストーブを消し省エネに心がけた。一時間で約50リットルの灯油を節約することができたそうだ。これらの節約・節電・省エネの結果得たお金を「節約・節電・省エネ募金(使ったつもり募金)」として集めたらどうだろうか。この募金活動を一校から二校と、だんだんに増やし全国にその輪を広げられればと思う。人から学ぶことができる交流から、アフリカの人の本当の思いを知り、本当の行動を起こすことができるのだ。


審査員コメント
「何となくアフリカを下に見ている自分に気づいた。」この文章が中学生の率直な気持ちを代弁しているかのようである。そして、「アフリカに生きる人から学ぶ」というメッセージに変容している様子がわかる。エッセイなので、焦点をもう少し絞った具体的なアイディアがあるとおもしろかった。
東京学芸大学附属大泉中学校 3年
林 佳奈(はやし・かな)さん 15歳

「武器と楽器」

(原文のまま掲載しています)

 アフリカの開発を最も妨げているのは紛争ではないかと思う。その紛争では子供兵士という加害者と被害者の二つの面を持つ存在を忘れてはいけない。もしこの子供兵士の現状を放置すれば、将来彼らが新たな紛争を起こす可能性がある。一方で、もし彼らが普通の子供に戻ることができたら紛争がなくなり、開発への道がもっと開けてくるかもしれない。アフリカの開発のためには将来を担う子供たち、その中でも子供兵士の問題が手がかりになってくるのではないだろうか。

 私は音楽がすごい好きだし、アフリカの人には生まれながらに音楽の才能があると聞いたことがあるので音楽の力で子供兵士の問題を解決できないか考えてみた。

 子供兵士が普通の子供へ戻るためには、まず武器を持たないようにすることが必要だ。そこで日本ができるのは武器と楽器を交換して、その武器を処分することだ。楽器は安全なものであるし、それを使って仕事をすることもできる。貧困から子供たちが仕方なく危険な仕事に就くのも防げるのだ。また、音楽には心をいやす力があり、子供兵士の傷ついた心もいやすことができるだろう。でも、武器と楽器を交換する最大の理由はアフリカに武器が持ち込まれるのを防ぐということだ。授業でアフリカからいろんなものを輸入していると知った。それらを運ぶ飛行機はアフリカへ行くときに空だともったいないから武器を運んでいるかもしれないそうだ。せっかく武器と楽器を交換しても、もし新たに武器が運ばれたら彼らは再び子供兵士になってしまうかもしれない。その飛行機で楽器を運んだら、武器を運ばなくても良くなるのではないか。そうしたら子供兵士の数もきっと減っていくと思う。

 このプロジェクトで私たちが日本からできることは少しでも多くの楽器を送ること。私の家には保育園で使ったカスタネットや小学校で使ったリコーダーやピアニカなど使わなくなった楽器がある。他の人だって同じだと思う。ユニセフ募金みたいに手軽な気持ちで私たちでもアフリカのために協力できると思う。1998年の調査では世界で少なくとも三十万の十八歳未満の子供が紛争に参加したとされている。もし日本中が一人一つ楽器を送ったとしたら、日本の人口は約一億三千万であるから確実に彼ら全員を救えるのだ。

 武器と楽器という言葉は漢字で比べると一文字しか違わないのに、それが人間に与える影響は正反対のものだ。一方は人を殺すのに使われるけど、もう一方は人の心をいやしたり楽しくさせてくれる。武器をたくさん積んだ飛行機が楽器をたくさん積んだ飛行機に変わったら、アフリカの将来やそこで生きている子供兵士達の未来も明るいものになっていくのではないだろうか。
東京学芸大学附属国際中等教育学校1年
道野珠璃(みちの・じゅり)さん 13歳

「アガッペをみんなへ」
 
(原文のまま掲載しています)

 彼女は無口だった。ニューヨークのホームステイにきてから3日がたっていた。1日目に「私はアンニャ。十四歳。色々よろしく願いします。」それきり何も言わなかった。それだけじゃない、何も食べてない。私の母は心配で一食に何品も作った。それでも何も食べなかった。彼女はアフリカの孤児院で三才の時から住んでいることは聞いていた。その孤児院は両親がエイズで面倒が見れない人や、亡くなってしまった子どもたちの面倒を無料で見る孤児院で、お金が足りなくなって国連に相談したところ、ニューヨークの国連学校の生徒とともにコンサートを行い、お金を集める方法にきまった。孤児院に住んでる子どもは約二百五十人、その中から十人だけコンサートをやりにニューヨークへきた。コンサートはニューヨークにきて7日目と8日目にやる予定だった。私は学校から許可をもらいニューヨークの町にビラをはり、人をあつめた。そのビラにはアガッペと言う字が書いてあった。私は気になったのでアンニャに聞いてみた。「アガッペって何?」そしたらアンニャが教えてくれた「愛、ハッピネスよ、私たちが今感じていることよ」。思わず私は「エッ」と言ってしまった。「だって私のお父さんとお母さんはエイズで死んで兄は殺されてしまったけど私は外国まで来て生きているのよ。私はアガッペに囲まれて生きているのよ。」と明るく言った。私は言葉を無くしてしまった。ただ涙があふれ出てくるだけだった。「何んで泣くの?大丈夫よ私はエイズじゃないから」とアンニャは言った。

 その夜私は色々教えていた。何んでアンニャは自分が幸だと言えるのか、辛くないのか。つぎの日思いきって聞いてみた。「辛くないの?ウチにいて?」するとアンニャは言った。「辛いけど、アフリカにいる二百五十人の家族がまってるから!大丈夫!コンサートを成功さしてみんなで食べたことのない量の食べ物をみんなで食べるんだよ!」と言われた。それから私はアンニャのために色々とコンサートのじゅんびをした。アンニャのき国ご私は先生かられんらくをもらった、それはアンニャが私に手がみを書いてくれたことだった。てがみの内ようは「私たちは今もっとアガッペに囲まれて生きているよ、じゅりのおかげさ。だからもう心配しないで。これからじゅりにやってほしいことはアフリカのためにうごいてほしいの、じゅりは二百五十人の命をすくったからこんどはアフリカみんなをすくって!じゅりなら出来る。」今、私はドネーションやコミュニティーサービスにとりくんでいます。すこしずつですが私のヘルプでアフリカをすくえたらいいです。
審査員コメント
●道野さんの、アフリカからの訪問者(招待者@NY)アンニャさんとの交流を通して書いていたのげ、具体的で、読む人に伝わりやすいと思いました。文章のなかで、「アガッペ」(アガペ)という、キーワードも活きていると感じました。


神奈川県私立公文国際学園中等部2年
新堀華子(しんぼり・はなこ)さん 14歳

「アフリカのこれから」
 
(原文のまま掲載しています)

 私たちは今、人口約六十六億人という地球の上で暮らしています。その人々は皆それぞれ人種、言語、宗教、しきたり、住んでいる環境などをはじめとした様々な違いを持っています。誰一人として同じ人間というものは存在せず、一人一人が違った良さを持ちながら、明日に向かって懸命に生きています。


 私はそんな地球の中の日本という国で生活しています。日本はほとんどの人が住む家を持ち、明日食べ物に困まる事もなく、ごく普通に教育を受ける事のできる経済の発展した先進国です。しかし、このような生活を送っているのが世界の大半かというとそうとは言えません。紛争、難民、子供兵士、人身売買、エイズ、貧困。様々な深刻な問題を抱えている国もあるのです。その一つの国としてあげられるのはアフリカです。アフリカは二十一世紀においても貧困問題が拡大すると考えられる唯一の大陸なのです。でも、アフリカがどのような問題を抱えていようが正直他国ですし、私たちには関係ないのではないか。このように考えてしまう人も少なからずいると思います。確かに、関係ないと言ってしまえばそれまでです。しかし、こんなにも深刻な問題を私たちと同じ地球が抱えているにもかかわらず、そんなにも簡単に問題との関係を断ち切って他人事にしてしまってもよいのでしょうか。私はそれはあまりにも人間として悲しい事だと思います。むしろ環境問題などの地球規模の大きな問題を抱えている今、国がどうだ、人種がどうだというよりも、地球という大きな一つのまとまりとして同じ人間同士助け合ったり、協力し合ったりするのは当然になるべきです。だからこそ私たちは正しく知り、興味を持ち、理解を深めるべきだと思います。では、解決のために何が必要なのでしょうか。私は正しい教育、つまり心、体、生活する上で必要な知識などを教育する事が必要だと考えます。募金や寄付などでせっかく協力してくれていてもそれをどう生かしてよりよい生活を送っていくのか考えられなければなりません。この頃ニュースや新聞などでも取り上げられるように、日本の機械技術は世界からも高い評価を得ており、アフリカにも十分貢献できると思います。日本だからできることをこれからも分野を広げて続けていって欲しいです。しかし、その上で先進国のようになりたいという考えが先走ってアフリカの昔からの伝統や文化など、本来の良さの大切さを忘れてはなりません。皆同じ同一化ではなく民族の文化を維持しながら、日々進歩していって欲しいと思います。






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アフリカ2008キャンペーンは、「がんばるアフリカ」を応援するために2007年3月から始まりました。
2008年5月に横浜で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、アフリカの人の声を届けます。
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