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アフリカ・エッセイコンテスト受賞作品を紹介
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国府台女子学院小学部 1年
加藤
 水(かとう・めぐみ)さん 7歳

(原文のまま掲載しています)

 「ジャンボ。」


 アフリカのみなさん、こんにちは。わたしは小学校の一年の女の子です。アフリカって、どんなくにかな?と思ってとしょかんで本をかりました。「キリンやゾウが、ひろーいのはらをあるいているしゃしんが、たくさんのっているかな。」と思ったら、ケニアの人たちのふだんのくらしもせつめいしてありました。わたしが一ばんびっくりしたのは同じくらいの年の子が、大きなつぼをあたまの上にのせてはこんでいるしゃしんです。つぼの中にはふだんの生かつにつかう水が入っているそうです。日本では水どうからかんたんに水が出てきて、かおをあらうのも、トイレの水を流すのも、おふろも、花の水やりもつかいほうだいなのに、アフリカはちがいました。
自分のたいじゅうと同じくらいのものを、まい日はこばないと、しょくじもつくれないなんて!わたしは四さいのおとうとをおんぶしたって十ぽくらいでヨロヨロしてしまいます。「わたしにはできないな。アフリカの小学生はえらいな、すごいな。」と思います。


 わたしの名まえは「めぐみ」といいます。かん字でかくと、「水にめぐまれますように。」といういみです。」水は大せつなものだから、いい人やものにめぐまれることをねがって、父がつけてくれました。このしゃしんが、水の大せつさと、アフリカの暮らしをわからせてくれました。どうもありがとう。


 ちきゅうぎでケニアと日本をつないでみたら、わたしの手をパーにして、おやゆびから子ゆびまでと、あと二センチくらいでした。こんなにちかいなら、「一しょにあそべるといいな、」と思いました。こんど、たけうまやおにごっこを一しょにやりましょうね。

 

審査員コメント:
●「アフリカの小学生はえらいな、すごいな」と感じたところがよい。最後の地球の話は小学校1年生ならでは、「うふ」と笑みがこぼれそうなエッセイでした。また、1年生とは思えない文章力に驚いた!

●加藤さんは、一年生と思えない、想像力と表現力だと感じました。(アフリカの)子どもが頭に乗せる、水甕の重さと、自分の弟(4歳)をおんぶしきれなくなった時の重みを比較した点、またケニアと日本との距離を、地球儀での、自分の手のひらの大きさ(長さ)で、「近い」と表現しているところなどに、ユニークさを感じました。

 


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プロフィール
アフリカ2008キャンペーン:
アフリカ2008キャンペーンは、「がんばるアフリカ」を応援するために2007年3月から始まりました。
2008年5月に横浜で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、アフリカの人の声を届けます。
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