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神奈川県私立公文国際学園中等部2年
新堀華子(しんぼり・はなこ)さん 14歳

「アフリカのこれから」
 
(原文のまま掲載しています)

 私たちは今、人口約六十六億人という地球の上で暮らしています。その人々は皆それぞれ人種、言語、宗教、しきたり、住んでいる環境などをはじめとした様々な違いを持っています。誰一人として同じ人間というものは存在せず、一人一人が違った良さを持ちながら、明日に向かって懸命に生きています。


 私はそんな地球の中の日本という国で生活しています。日本はほとんどの人が住む家を持ち、明日食べ物に困まる事もなく、ごく普通に教育を受ける事のできる経済の発展した先進国です。しかし、このような生活を送っているのが世界の大半かというとそうとは言えません。紛争、難民、子供兵士、人身売買、エイズ、貧困。様々な深刻な問題を抱えている国もあるのです。その一つの国としてあげられるのはアフリカです。アフリカは二十一世紀においても貧困問題が拡大すると考えられる唯一の大陸なのです。でも、アフリカがどのような問題を抱えていようが正直他国ですし、私たちには関係ないのではないか。このように考えてしまう人も少なからずいると思います。確かに、関係ないと言ってしまえばそれまでです。しかし、こんなにも深刻な問題を私たちと同じ地球が抱えているにもかかわらず、そんなにも簡単に問題との関係を断ち切って他人事にしてしまってもよいのでしょうか。私はそれはあまりにも人間として悲しい事だと思います。むしろ環境問題などの地球規模の大きな問題を抱えている今、国がどうだ、人種がどうだというよりも、地球という大きな一つのまとまりとして同じ人間同士助け合ったり、協力し合ったりするのは当然になるべきです。だからこそ私たちは正しく知り、興味を持ち、理解を深めるべきだと思います。では、解決のために何が必要なのでしょうか。私は正しい教育、つまり心、体、生活する上で必要な知識などを教育する事が必要だと考えます。募金や寄付などでせっかく協力してくれていてもそれをどう生かしてよりよい生活を送っていくのか考えられなければなりません。この頃ニュースや新聞などでも取り上げられるように、日本の機械技術は世界からも高い評価を得ており、アフリカにも十分貢献できると思います。日本だからできることをこれからも分野を広げて続けていって欲しいです。しかし、その上で先進国のようになりたいという考えが先走ってアフリカの昔からの伝統や文化など、本来の良さの大切さを忘れてはなりません。皆同じ同一化ではなく民族の文化を維持しながら、日々進歩していって欲しいと思います。




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アフリカ2008キャンペーン:
アフリカ2008キャンペーンは、「がんばるアフリカ」を応援するために2007年3月から始まりました。
2008年5月に横浜で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、アフリカの人の声を届けます。
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