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アフリカ・エッセイコンテスト受賞作品を紹介
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東京都府中市立四谷小学校3年 
黒木 みどり(くろき・みどり)さん 9歳

「がんばっているアフリカの人たちへのメッセージ」
(原文のまま掲載しています)

 私はアフリカのことを調てみたくてジャイカ地球広場に行きました。

 そこで調べたことは田舎では、水道が、なくて毎日、子供や、お母さんが、池や川から水くみをしている様子をビデオでも見ました。
 
 また、お父さんから見せてもらったタンザニアの田舎では、水の流れていない川を、掘って、少しずつたまる水を集めていました。

 そういう池や水たまりは泥や虫が混じっていて、病気になってなくなる人もいます。
 
 また、川に行くと毒ヘビやワニがいてかまれたり食べられたりすることもあるそうです。

 それでも飲み水がないので、危険できれいでない水も使わなくてはなりません。
 
 私は、水を運んでいる人の気持ちが知りたくて、地球広場においてある水を運ぶための木で出来た、水がめを持ってみました。

 それは十五キロもあって、私は、十メートルも運べませんでした。これを小さな子供が毎日頭にのせて、何回も運んでいるのは、信じられませんでした。私は水道しか使った事がないので、水を手に入れる事がこんなに、大変な事だとは、知りませんでした。

 普段、私は、水はたくさんあっていつも、きれいな物と思っていましたが、アフリカでは、水は「資源」と言われてるそうです。

 資源とはストーブに使う油と同じという、意味です。今度からは水も油と同じくらい、大切に使わなければならない。と思いました。日本は、こういう国でアフリカのみんなが、安全な水を使えるように井戸を掘ることを、その国の人と一緒に考えながら手伝っています。私は井戸を掘る事は手伝えませんが、水を大切にしなくてはならないという意味は良く分かりました。アフリカの人たちといっしょにがんばっている事を知ってほしいです。そうしたらもっと仲よくなれますアフリカの人たちがんばって下さい。私もがんばります。

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松本想叶(まつもと・そのか)さん
神奈川県横浜市立荏田西小学校1年 7歳

「わすれたくない」
 
(原文のまま掲載しています)


 わたしはアフリカにいったことがない。でも、学校のこくさいりかいのじかんに、ガーナというアフリカの国の人たちがきてくれた。

 さいしょあったときは、男の人なのにかみをむすんでたり、スカートみたいなものをはいていて、びっくりした。そのうち、たいこにあわせてダンスをしてくれた。

 いえにかえったら、おかあさんがいった。
「ダンスには、いろんないみやねがいがこめられているのよ。」
「え、ほんと?まるで日本のぼんおどりみたい。」
「そうね。たいこもおなじね。」
アフリカ人も日本人もおなじ人げんなんだとおもった。こんどいつか、かぞくとでアフリカにいって、ぼんおどりを見せてあげようとおもった。

 つぎの土よう日、キャンプにいった。すごくはなれたところからテントまで、水くみの手つだいをした。いつもはおとうさんがやってくれるので、おもくて大へんだった。おとうさんがいった。
「アフリカには、いえに水どうがなくて、まい日まい日お水くみをしている子どももいるんだよ。」
しんじられなかった。そういう人たちになんていってあげたい?とおかあさんにきかれたけど、なにもことばが出てこなかった。どうしてかというと、「がんばって」て、いっても、もういっぱいがんばってるだろうし、わたしは日本にすんでるから手つだえないから。

 こんしゅうの日ようにもキャンプにいくけど、水くみのときにアフリカのことをおもいだすかもしれない。なにも出きないけど、アフリカのことをおもい出したり、かんがえたりは出きる。いつかアフリカにいけるまでわすれたくない。わすれたくないとおもっていること、アフリカの人たちにつたえたい。

難波 茜(なんば・あかね)さん 11歳
兵庫県西宮市立浜脇小学校5年

「アフリカのみなさんへ」
 
(原文のまま掲載しています)

 「水のむだ使いはやめよう」とみんな言うけれどこの言葉を聴いたらアフリカの水くみをしている人達は、おこったりあきれたりするのではないだろうか。アフリカではそんな事は当り前なのだから。日本ではじゃ口をひねればきれいな水がいくらでも出てくる。水をくみに行くなんて考えられない。けれど、アフリカでは水をくみに行かなければならない人々がたくさんいる。テレビでその事を見た時自分達の生活をもう一度考え直さなければいけないなと感じた。日本での生活はとても便利だ。物もたくさんある。しかし、便利で物がたくさんあれば幸せなのか。それはちがう。日本では物を粗末にあつかったり、便利な携帯電話でのいじめや犯罪がとても多いし、自殺もたくさんある。一方アフリカはいい環境とはいえない。でも、自殺はほとんどないと聞く。アフリカの人が水を大切にしているように、家族や周りの人の気持ちをとても大切にする人が多いのではないかと思う。思いやりがないと限られた水をみんなで上手に分けあって使うなんて出来ないと思うから。

 私は新聞でアフリカ開発会議が開かれている事を初めて知った。インターネット等でその会議の内容を調べてみた。すると、アフリカを応援したりする会議という様な事が書かれていた。もちろんアフリカに教えてあげたり支援する事も大切だけど、反対にアフリカの人達から教えてもらう事もたくさんあると思う。今の日本を見てどう思ってるのかな。

 これからは互いの国がもっといい国となる様に話し合ったり、協力したりして交流を深めていく事が大切だと思う。私一人が何かしても、すぐに変わるわけではないけれど、第一歩を踏み出さないと、何もはじまらないから、まずは身近な事から始めてみようと思う。友達をさそって図書館に行ってアフリカの事を調べてみようかな。アフリカのみなさん、日本後の勉強を「こんにちは」から始めてみませんか。


審査員コメント:
「アフリカの人たちから教えてもらう事もたくさんあると思う」このメッセージは強烈である。この1行とその前後の脈絡で選定した。


新井 美優(あらい・みゆ)さん 11歳
神奈川県横浜市立大門小学校5年生

「がんばっているアフリカの人たちへのメッセージ」

(原文のまま掲載しています)

 私は、アフリカといえば豊かな自然と、動物というイメージがありました。でも私は、どんな人々が住んでいて、どんなくらしをしているのか分からなかったのでインターネットで調べてみました。

 そうすると、一番最初に“アフリカに捨てるものなし”という文字が出てきました。アフリカの人々は、日本人が捨ててしまうようなペットボトルもきれいに洗ってお店に大切におかれていました。そしてそれを子供達がかいぞうして小さな車を作っていました。アフリカの人々は、私達が捨ててしまう物に命をふきこんでいるようでした。


 今、私は、地球の温だん化について調べています。この地球温だん化を止めるためにはこのアフリカの人びとのように身近なところからこつこつとやるのがいいなと思いました。アフリカの人々が「アフリカに捨てていいものなどない。」と言っていたように、まずはゴミを作らないようにしたいです。今の私にできることは、必要のない物は買わずにリサイクルすることだと思いました。

 私は、アフリカに捨てるものなしと言う言葉を、全国に広めて、ものは捨てればゴミ、拾えば新しい命がふきこまれるということを知ってもらいたいです。そうすれば、地球温暖化などの環境問題がなくなると思います。なので、これからもがんばって、アフリカの良いところをつづけて下さい。

安里 静香(あさと・しずか)さん
沖縄県宮古島市立平良第一小学校3年  9歳
(原文のまま掲載しています)

「アフリカは、沖縄ににているな。」

アフリカと言えば、私は暖かい気候と大自然を思い出します。私の住む沖縄は、日本の中でも暖かく、自然がいっぱいあります。そして、その美しい自然を見に観光客がたくさんきます。私が知っているアフリカも、美しい自然がいっぱいの観光地です。でも、テレビで見るゆたかな自然とは別に、アフリカの人たちの生活を紹介している新聞やユニセフの記事を読むと、アフリカの人たちの生活は思った以上に、つらくてきびしいものだと知りました。今から約60年前、日本もアフリカの人たちと同じように戦争で家や家族をなくしたり、貧しかった時がありました。 私の住む沖縄は特にひどく、広島・長崎には原ばくも落とされました。しかし私たちは、きびしく貧しい生活の中でも、昔からあった助け合いのせいしんでがんばってきました。私の沖縄では、それを「ユイマールの心」と言います。 みんなで助け合ってきたからこそ、今の日本があるのです。私たち日本人は、世界中の人たちから助けられて、ここまで生活をゆたかにする事ができました。だから、私はアフリカの人たちに希望をを届けたい。私は、もっとアフリカのくらしや歴史を知って、アフリカを守るメッセンジャーになりたいと思います。そして、アフリカの人たちと交わって、友達になりたいです。世界中、みんなの心をユイマールでひとつにできたらいいな。日本とアフリカは遠くはなれています。でも心まではなれてはいけないと思うのです。助け合いの心で、がんばっているアフリカの人たちに希望をおくりたい。
「アフリカへ届け、ユイマールの心。


審査員コメント:
●安里さんのエッセイは、沖縄の歴史やいまと具体的に比較しながら、アフリカの子どもたちの生活・心に思いを寄せているところがとてもよかったと思います。


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プロフィール
アフリカ2008キャンペーン:
アフリカ2008キャンペーンは、「がんばるアフリカ」を応援するために2007年3月から始まりました。
2008年5月に横浜で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けて、アフリカの人の声を届けます。
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